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旗次郎(結構オタク)のマイペースなカタリング。コメント・トラックバック大歓迎です☆(基本的にネタバレ状態になっているので御注意下さい)


by avt-race
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東急電鉄でのんびりと。

貴重な夏休みの一日。せっかくなので、旅行に出たくなった。しかし、遠出の御用達「青春18きっぷ」の1回分が手に入らず、どうしようかと思ったのだが、たまには近いところを攻めてみるのもありかもと考えた。基本的に私の鉄道旅行は「乗る」が目的であって、遠くだろうが近くだろうが構わないわけで。
そんなわけで、今回のターゲットは東急電鉄にした。というのも、この夏休み期間に東急線一日乗車券(要はフリーきっぷ)があるという話を見たからである。
東急線は路線数はいくらかあるものの、それぞれ路線長自体さほどはなく、特に支線系は実にこじんまりとしていて気軽にのれる雰囲気をもっている所だ。何気なく乗りに行くにはかなり適した所というわけで、ひとつ行ってみる事にしたわけである。

実は、最初の目的は田園都市線だったのだが、渋谷から(新玉川線経由で)行ってそのまま戻ってくるのも面白くないので(←とさかさん的思考)一度東横線で西進しJR横浜線で北上の後に長津田から田園都市線をつかまえる作戦で行くことにして、まずは横浜線で菊名へ一直線。
菊名で乗換ついでに駅前を散策。乗り換えで利用した事はあるものの、駅前に降り立つのは初めての事でなんだか新鮮☆駅周辺は起伏に富んでいて坂が多い感じ。西側には飲食店が軒を連ねていて、もう少し遅目の時間帯=昼飯時に来ていればホイホイと入っていったかもしれないなぁ。
そして横浜線で北上。途中、サッカーでおなじみの日産スタジアムを遠目に発見したり。その後の車窓は川沿いに添って進む。東京からさして離れてもいないこの辺りでこういう気持ちいい風景に出会えるのはなかなか嬉しいもの。初めて乗る路線ではないものの、こんなふうにじっくりと見てなかったんだなぁ、と思ったり。
長津田に着いて、いざ田園都市線に乗ろうかと思ったのだが、ふと路線図を見たら、長津田からの支線・こどもの国線の存在が目に入ってきた。そういえば、コイツには乗った事がないし、この一日乗車券の範囲内でもあるので、そっちに乗ってみる事にした。

こどもの国線は、長津田を発して、北にある「こどもの国」という遊園地(?)の所に至る路線。専用ホームが長津田駅の端の方に有るものの、実は改札口は田園都市線と別になっていて少し変わっている。というか、こどもの国線のホームに対しては改札がないのだ。実はこの後の駅に改札機が設置してあり、そちらで対応している形だった。確かに入る時か出る時かに対応していればとりあえずは大丈夫、というわけだ。片道7分の小さな支線ならでは、といったところだろう。
乗ってみると、夏休みだけあってやはり親子連れが多い。2両編成で充分足りる程度だったが。発車して急カーブを走ってしばらくすると車両工場が出てきてひとつめの駅に。特に降りる客もなく発車してしばらくのどかな風景の中を走って終点のこどもの国駅に到着。下車客のほとんどがこどもの国に向かうのに対して私は駅周辺を軽く散策。周囲はいくつかの小高い丘に囲まれている間ではあるものの、住宅も多く、駅の裏手にはショッピングセンター(らしきもの)もあって、普通の住宅路線としても活躍している模様。
ふと見ると、駅のすぐ傍の小さなビルの一角に小さなお菓子屋さんがあるので入ってみる。小さいながらも清潔感のあるお店で好印象。陳列してある品々の中に「電車ぱい」なる品を見つけて目を引かれたので、おやつとしてひとつ購入し、駅のホームで次の列車を待ちながら食してみる。特段電車の形をしているわけでもないので何ゆえ「電車」なのかはわからなかったが。中にはチョコレート味の餡が。若干ボソッとした感触もあるがしつこくなく意外と食べやすくていい感じでした☆

折り返しの列車に乗って長津田に戻って、いざ田園都市線へ乗車。
少し乗って途中のたまプラーザ駅で途中下車。実はここは、大学時代2年間通っていた(←バレバレ?)懐かしい場所。しばらくぶりの懐かしい地に降り立っていささか感慨が…ふと見るとエレベーターがあったのですが、なんと、これに乗って降りると目の前に改札機が!正真正銘エレベーターを降りて目の前!元々ある改札口とは別にあってエレベーター専用ともいうべき配置でちょっとビックリ。
久しぶりとなる街並みはとりあえずさほどの変化はないものの、建物に入っているお店はいくつか変わっていました。中でも、当時よく行っていたゲーセンがなくなっていたのは悲しかったなぁ…よくあそこでKOFをやったもんだ(懐)…
店が立ち並ぶエリアを抜けて閑静なエリアをのんびりと散策。こちらもさほど変わっておらず一安心といったところ。
そしてまた店が立ち並ぶエリアに戻って、昔、幾度か利用していたカレー屋を発見し、そこで昼食にすることに。なんかチェーン店らしいけど、ここ以外で見た記憶がないのでなんだか懐かしい感じ。野菜炒めカレーを注文。予想より野菜炒めの量が多い感じがして結構食ったなぁ、という感じでした。

昼食を終え、続いての目的地は二子玉川。二子玉川といえば、アニメフタコイ オルタナティブの舞台モチーフとなった(というかまんま舞台となった)場所。この作品にハマった私としてはぜひとも行きたかった所なわけで。ま、大学時代に時折寄っていましたけど(懐)。とはいえ、アニメにちなんで見てみると一味違ったりしますな
恋太郎と双樹が二人で寂しく歩いたデパート前、沙羅が双樹から離れたバス乗り場。そして大切な日常の中で三人で歩いた河原の道…
あの静かながらも楽しさいっぱいのかけがえのない日常を描き出す柔らかな風景。そんな感じがしました。事実、河原にはゆったりとした時間を過ごしている人を何人も見かけました。渋谷からすぐに来れるような所でこんな穏やかな場所がある、ていうのが、なんだか嬉しくなってきましたね。
そんな事を思いつつ河原を歩いていたら結構南下して随分駅から離れていまして。どうせだから一駅分歩こうかとか思ったのですが、微妙に道が判らない(汗)。いささか途方にくれそうになったところで視界にバス停が出現。どうやら東横線の多摩川駅にも行くらしいので(戻るのもしゃくだから)それで一気にワープ(笑)する事に。
しばらくしてバスが来て乗車。バスはそのまま川に沿って南下。とにかくずっと川に沿って進むのでこれはこれで心地よい感じ☆最後の最後までホントに川沿いだったし

多摩川駅前に到着するものの、地形の関係からか、バス転回の場は駅から少し離れてました(歩いて2分くらい)。で、その間に小高い丘があって、そこに神社があるのが目に止まったので寄って見ることに。
名前は浅間神社。祭神の名前は

木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

…咲耶?咲耶ですか?「シスタープリンセス」の愛しのマイシス・咲耶と同じ名前ですか!?これは是非参拝せねば!!
なんでも、この姫は山を守る神・大山祇神(おおやまずみのみこと)の姫君で
「桜の花が咲き匂うような…」
といわれる姫君。そんな美しさとともにたたえられる姫君と同じ名前とは、さすが咲耶!とか思ったり☆シスプリ原作の公野先生は、元々そういった意味合いも込めて「咲耶」と名付けたのかな…?
神社自体はこじんまりとしているものの、小高い丘のうえにあるので眺望は良く、さっきまでそってきた川の流れを広々と見渡せていい感じでした。

多摩川駅で地下に降りて多摩川線ホームへ。多摩川~蒲田間を往復するだけの小さな路線。車両もこじんまりとした3両編成。実にのどかな雰囲気の中、発車。街中をぬってゆったりと走る姿はまさに地元に密着しているという雰囲気でいい感じ。各駅前もこじんまりとしたたたずまいの商店街ばかりのため、密着な雰囲気を更に盛り上げている感じでしたね。片道僅か10分程度で終点というのもまたゆったり感がありますね。
とか思いつつのんびりしている間にあっという間に終点の蒲田に到着。この時点でだいぶ日も傾いておりとりあえず本日の小旅行も終着といったところ。
蒲田は、以前にまるやす氏が書いている通り、オタク的にいろいろあったりして中々楽しかったりするが、今回はとりあえずアニメイトへ。欲しかったけどまだ買っていなかったコミックスを中心にお買い物してました。出かけた先であろうとアニメイトで買い物をしてしまうこのオタク根性…いやはや(苦笑)。
最後にこの小旅行の疲れを癒そうと温泉へ。なんだかんだいって温泉というヤツはアチラコチラにあったりするもので、蒲田の駅すぐ近くにもありまして。施設名は黒湯の温泉 ゆ~シティー蒲田。場所としては蒲田駅から歩いて5分ぐらいのビルの一角。入り口やカウンターはこじんまりとした作りになっていて落ち着いた感じ。ロビーは面積が小さいものの、上の階に休憩室となっているホールもある。
浴室はそれ程広くはないものの、狭くもなく適度な広さ。浴槽は室内に5種類。内3つは段上に連なっているのが面白い作り。更に露天風呂スペースも。しかし、なんだか、露天スペースの方が開放感が少ない…まぁさすがに街中ということもあってうまくスペースがとれなかったんだろうな、という感じ。で、この露天風呂こそが肝心の黒湯の温泉。黒いお湯、という事で一体どんなだろうかと思っていたのだが、特に変わった感触もなく、本当にただ単にお湯の色が黒いだけ、という感じで実にすんなり入れていい感じでした☆風呂から出て温泉でしばらくまったりとして心地よい感じになって撤収。…建物を出た途端に小雨が降ってきたのはちょっとブルーでしたが(苦笑)。
そんなこんなで後は池上線に乗り五反田経由で帰途についた次第でした。


ただ遠くへと出向くだけではなく、ちょっとした距離をのんびり気ままに小刻みに回ってみるのもなかなか楽しく、気軽に楽しくなれた、そんな小旅行だったかな、と思います。いずれ、他の私鉄線でもやれたらいいなぁ。
by avt-race | 2005-08-11 22:30 | 旅行・鉄道