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旗次郎(結構オタク)のマイペースなカタリング。コメント・トラックバック大歓迎です☆(基本的にネタバレ状態になっているので御注意下さい)


by avt-race
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2006・2月の旅。~古都散策編


 →続き

最初に目を付けたのは法観寺八坂の塔なるものがあるとのことで何となく引かれるものを感じて行ってみることに。バスで移動し最寄りだというバス停で降りていざ散策。雨の中ゆったりと歩き回り、小さな路地を縫っていると、見えてきました五層の塔が。雨の中で少しぼんやりとした感じに見える塔がなかなか不思議な雰囲気を醸し出していました。しかし、周りを見ても門は閉まっているしあまり人気も無いので、入るのはとりあえずやめておきました。なんかおいそれと立ち入ってはいけないような雰囲気があったもので(あとで知ったのですが、中に入るには何やら事前に連絡が必要だったようです)…
せっかくなので、この周囲も散策することに。周囲は石畳みの坂道が多い中にも古い建物やおみやげ屋などが所狭しと立ち並んでいて、なんとなく絵に描いたような京都、という感じも。ある程度歩くと石段等が現れて自動車は通れない道がそこかしこにあるのがまたなんとも風情があるといいますか。修学旅行と見受けられる学生服のコも多く、いかに京都が愛されて(?)いるか、とかも感じたりしました。修学旅行が雨に濡れた京都っていうのも中々な思い出になるんじゃないですか?ま、あの年頃のコ達では分からないかもしれないけど…

続いて向かうは平安神宮まあ有名な所なわけだけど、それゆえに逆に今までキチンと入ってなかったんですよね。そんなわけで行ってみる事にした次第。
バスに乗って最寄りのバス停(京都会館美術館前)で下車。するとその目の前にはイベント会場・みやこめっせの姿が…ここは各種同人イベントもよく開催される場所として名が通っている施設。かくいう私も約4年前にシスタープリンセスのオンリーで遠征しましたよあの時に自分の中のデュエリスト魂が揺れ動いてしまったがために(以下削除)。そんなしょうもない事を思いだしつつ改めて目的地・平安神宮へ。
ほどなく遠くからも見える大きな応天門が視界に。さらに歩を進めて中に入ってみると、これまた広い。応天門から大極殿に至るまでの間には何もないので結構広く感じるんですよね。まずは大極殿でお参り。大極殿の中に入ってみても広く感じました。ちょっと整いすぎている感もあったけど(何)…お参りを済ませた後は敷地の奥の方にある神苑へ。ま、いわゆる庭、ですね。こだけは入るのに料金がかかる、という事で、やっとチケットに付いてきた優待券を利用することに。
神苑は平安神宮の外周の半分以上をカバーしているのでなかなかの広さ。そして、雨に濡れた神苑はなかなか趣があって厳かな雰囲気。天気が良い時はまた違って見えるんでしょうね。
しばらく歩くと若干異質な物体が…なんと、路面電車の車両が!なんでも、日本で初めて電気を動力とした列車=「電車」との事。日本初の電車が京都の市電であることは知っていたのですが、まさか平安神宮の神苑にあるとは思っていなかったのでかなりビックリ。しかも、当時の実物。なにやら、平安神宮と京都の市電は関係が深いそうで、その縁で神苑内に安置することになったとの事。思わぬ出会いに一人の鉄道好きとして感動しました☆
更に歩を進めていくと、木々の間を抜ける道が何本もあったり、池の中島に渡る橋の代わりに何個かの大き目の石が連続して置いてあったりして。なんだか心温まるような感じがしてきました。池の上に橋のようにして架かる泰平閣という建物も厳かでいい雰囲気。とりあえずそこでしばしの休息をとりつつ物思いにふけってみたり。雨が池に降り注ぐ様を見ながら物思いにふける…これはこれで贅沢な時間の過ごし方かもしれないですね。

平安神宮を後にして、次の目的地へ行こうとした辺りでお昼過ぎ。せっかくなので京都らしい何か食べようかと思うものの、これといって思いつかなかったのでとりあえず繁華街へと繋がる寺町通りへ。これといって見当たらない中で何気に一軒の良さそうなパン屋を発見したのでそこですます事に。いや、「カイザーハンバーグ」とかいうイカした名前のサンドを見つけてしまったもので「カイザー」とはまたえらい名前をつけたものだなあ、と思いつつ。ちなみに、味はそこそこでした。
繁華街を抜けて次の目的地へと向かおうとするも、ついつい繁華街の中のゲーセンa-cho)を覗いてしまう自分(含苦笑)。実は京都はゲーセンが豊富。市内のあちこちにゲーセンがあるので、それを巡っているだけで一日費やしても飽きないぐらいだったりするんですよね。立ち寄ったa-choはそんな京都の中でも指折りな対戦のメッカになっているゲーセンのひとつ。なものでちょっとドキドキな感じで入ったものの、さすがに平日の昼間だけあって、さほどは人がいない。ま、仕方ないかと思いつつ店内を見回してみると片隅に、我が心の名作「サイキックフォース2012」が!!これがゲーセンに置いてあるのをみるのは久しぶりでした。そんなわけでついコイン投入して1プレイ。…が、基盤の時間設定をリセットしてあるらしく、タイムリリースキャラは使えない・ストーリーモードは出来ない、という状態…まさか、そんな状態で置いてあるとは思いもよらなかったのでビックリ。仕方ないので、ガデスでシェービングウォールして遊びました(笑)。

思わぬ再会をしてついつい時間をつぶしてしまって時間的な予定が少し狂ったものの、改めて次なる目的地へ。阪急で(四条)大宮に向かい、そこで京福電車に乗り換えて、向かうは洛西の隠れた名刹・鹿王院嵐山の近くにあって駅名にもなっていながら、住宅街の中にかなりひっそりとした佇まいである寺院で、私にとって、数ある京都の寺社仏閣の中でも一番のお気に入りの場所なのです。
駅を降りて既に過去何度も訪れて見慣れている住宅街を縫って目的の場所へ。ひっそりとした佇まいで建っている山門。一瞬開いているのかと疑いたくなるような静けさの山門を抜けて木々に覆われた参道を抜けて入り口へ。こぢんまりと天井からぶら下がっている小さな鐘を鳴らして中の方を呼んで拝観料を払って中へ。
狭い廊下を抜けるとそこには鬱蒼としつつも不思議と柔らかさを感じる庭が…一見広い縁側にも見えかねないぐらいの姿ではあるけれど、目の前に広がるのは趣のある枯山水の庭園。人は自分以外誰も居ない静かな光景。とりあえず、庭を横目にしてまずは庭の中に佇む舎利殿と本堂を覗く。過去に何度も訪れて拝観してはいるものの、何度も見ても良いものだなぁ、とか思う。それらを拝観し終わって軒先に戻って腰を落ち着けて庭園をぼんやりと眺める。そういえば、雨に濡れたこの庭園を見るのは初めての事で、元々静かな佇まいなこの場所が雨に濡れてその静けさを独特なものにしている感じがしました。自分以外そこにはいなくて、自然と物思いに耽っていく…

なんとも落ち着きつつもたま

らない感じのする、ある意味

至高の一時。


少し入り組んだところにあって訪れる人の少ないこの鹿王院だからこそ出来うる素敵な時間でした。何回来てもその落ち着きがたまらない、本当に素敵な場所。絶対オススメです☆

至高の一時を過ごして駅に戻って再び電車に乗り込んで嵐山方面へ。程なくして京福電車の終点・嵐山駅に到着。あとは渡月橋を渡って終わり…とか思っていたら、なんと駅のホーム上に足湯を発見!以前来た時には無かったと思うので、比較的最近出来たものなのだろうか…?思わぬ発見に感動して、せっかくなので浸かっていくことに。
一度改札を出て駅の窓口で足湯専用のきっぷを購入。よく見たらチケットに付いている優待券が使えたのでここでも使用。きっぷと付随のタオルを受けてとって中へ。足湯はホーム先端にあって中には湯船の中にテーブルも設置してあって、嵐山周辺の観光案内等の冊子もあってくつろげました。ホーム上にあるということで、列車の入ってくる様を見る事も出来るわけで、足湯に浸かって落ち着きながら列車の出入りを見れるのがまたなんとも面白い感じでした。一日京都を歩き回ってひとしきり足が疲れていたところで発見した足湯のおかげで体力的にも気分的にも結構ラクになれました☆

足湯で気分転換できたところで駅を出て渡月橋を渡り阪急の嵐山駅へ到着し、今回の京都散策は終了。夕方・夜はまた別方面へと向かうので、ここから京都を脱出して行きました。


続く
by avt-race | 2006-02-01 17:48 | 旅行・鉄道