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旗次郎(結構オタク)のマイペースなカタリング。コメント・トラックバック大歓迎です☆(基本的にネタバレ状態になっているので御注意下さい)


by avt-race
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海の王子をめぐる危険の中へ。~「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ」

毎年夏の恒例のポケモン映画、今年も観てきました。いろいろあって(含笑)例年以上に楽しみにしていました。

今回は水ポケモンを統べる事になる王子といわれるマナフィとそれによって導かれる伝説を巡る話。
基本的にはタマゴが孵った時の擦り込みで母親状態となったハルカとマナフィの絆がメインに描かれています。ハルカに懐いていくマナフィとそれを喜ぶハルカの姿のなんと微笑ましい事か。しかし、同行するポケモンレンジャーのジャッキーの表情から二人の間にその先やってくる哀しみが見え隠れするのがなんとも切ないです。次第に二人がじゃれあう姿そのものが切なく映って目頭が熱くなりましたね。そういえば、こういった別れについては、「ジラーチ」の時にマサトが経験済み。その辺りがもう少し含まれているとより思ったり。
とまあ今回はマナフィとハルカがメインになっているわけですが。しかし。今回は予想以上にサトシがカッコ良かった!!クライマックスで、困難に立ち向かおうとしたその表情のなんと毅然とした事か!そしてそれに立ち向かっていく姿がこれまたカッコイイ!今回サトシはジャッキーと出会ってから、ずっとその活躍ぶりをその傍で見ていました。それもかなりの憧れを含んだ眼差しで。その姿を通して何かの為に立ち向かう強さを持つ事を学んでいたと思います。もしかすると、サトシはポケモンマスターとは違う道をそこに見つけたのかもしれないんじゃないかと思います。今回は秘かに今までにない形のサトシの成長と未来像を描いていたような印象を受けましたね。クライマックスにおけるサトシのカッコ良さはそんな事を思わせてくれるぐらい、今までにないカッコ良さでした。はっきりいって、今までに見たどんなサトシよりもカッコ良かった、そう断言してもいいくらいだと思いましたね☆秘かに、将来的にポケモンレンジャーになったサトシの姿とかが見れるんじゃないか、とか思ったのは私だけ(遠い目)?

ポケモン映画といえば、毎年特別出演の方も気になるところですが。今回は敵役のファントム役として、あの藤岡弘さんが出演されていました。その独特の渋さの上に成り立つ存在感は悪役であっても健在。ともすれば、しつこくて嫌なだけの悪役になってしまいそうなファントムに微妙に憎めなくなるような味を付けてポケモンという作品の持つ明るさをうまく残していた、そんな演技だったと思います。…渋い演技の中に時々微妙にコミカルさが見え隠れするのはかつてせがた三四郎を演じた賜物ではないだろうか、なんて思ったり(笑)。

そんなわけでやはり今年のポケモン映画も素敵な出来で感動できました。時間があればもう一度劇場に足を運ぼうと考えてます(←本気)。
正直いって、今作は上記したサトシの比類無きカッコ良さもあって、私的には歴代トップクラスの出来だったと思ってます。見終わって凄く震えましたよ、本気で☆本当に本当に素敵な作品でした☆





…早いところ前売り券についていた「ポケモンレンジャー」のWミッションもらいに行かないと(汗)。
by avt-race | 2006-08-02 19:30 | アニメ